ゲームオタクの妻アメリカ移住記

ゲームプログラマー(米国人)とジャパニーズワイフのドタバタ引越しぶろぐ

日本(東京)での嫌な記憶

こんにちは、めいぷるです!

今回は、わたしたち夫婦の嫌な記憶を書くので、差別や虐めなどの内容が嫌な方はお控えください<(_ _)>

 

わたしは、アメリカに移住して丁度8ヶ月が経過しました!あっという間に時が過ぎていて、ちょっと恐いくらいです。笑

親からも心配されているアジア人差別について、幸いなことに、ここバーモントの田舎で私自身は得に差別や虐めを受けたことありません。今のところ。バーモントは約95%白人で、アジア系アメリカ人は1.3%(昔に比べたら増えました。8年くらい前まではもっといなかったです。)という周りほぼ白人しかいません。中心地に行けば、白人以外たくさん目にしますが、特に私が住んでいるエリアで白人以外見ません。レストランに行けば、わたし以外みんな白人という状態です。(見渡した限りですけど)特に最初は近所を1人散歩していれば、誰だろう?と結構ジロジロ見られることはありますが、それは日本の田舎に行けば旦那もジロジロ好奇心で見られたこと何回もあるので、田舎あるあるですね。

あとは、お店やレストランでわたしの方は一切見ないで旦那の方ばかり見て話すとか時々ありますが、それも日本で旦那も毎回されてたので、(しかも東京)私にとってはどうでもいいレベルです。むしろ、そういう事をする人と話したくないので、こっちに顏を向けないで、そのまま右に顏が向いたまま首が戻らないで欲しいです。(ひどいw)

フロリダに住んでいるおじいちゃんは、近所のお年寄り友達の1人に「孫が日本人と結婚するってあなたはそれでいいの?」と聞かれたそうな。

その人がどういう意図で言ったかは知りませんが、彼は孫とケンカして絶縁状態なので、寂しい人なんだろう、だからそういう意味の無い質問をしてしまうんだなと納得しています。

という、今のところ特に大きな事がないことが幸いで、キューバに行った際の方がもっとダイレクトに差別発言されましたが、旅行だったのでそれは旅のご愛嬌としてネタになっています。

そして、嫌な記憶 in Japan,Tokyo アメリカ人旦那バージョンです。

旦那は、8年東京で暮らした経験がありまして、最初の1年半は日本語学学校、その後ゲームプログラミングの勉強のため2年間専門学校、そして新卒就活を経て、日本のIT企業に新卒で入社して、その1年後にようやくゲーム会社に転職という流れでした。

わたし達は彼が日本語学校に通っている時に出会ってお付き合いをスタートさせています。

んで、この経験のなかで1番ひどかったのは専門学校と新卒で就職したIT企業でした。

専門学校では、クラスに外国人いましたが中国人の方が数人で欧米人は1人。

 

外国人扱いの小さい差別は数えきれないほどあって、就活の際の履歴書で担任から、「お前の文章は、どの日本人も理解できないほど下手くそだ」と言われたり、

「日本語が下手くそ過ぎて、何言ってるか分からない。」等々。これマジで、冗談抜きのテンションで言われています。

 

すみません、わたし実は彼の履歴書を手伝いました。文章のチェックや言い回しなど。わたしの日本語はどの日本人も理解できない文章とのことです。

あと何言っているか分からないは、明らかになくて正直同じクラスの中国人の方よりは日本語がスムーズで発音もキレイでした。

なので、虐め目的で担任の先生はそういう発言をしていますよね。

就活指導の先生からは、「外人だからって、甘えてんなよ。」と100人の生徒の前で言われました。理由は、資料に書いてある自分の住所が間違っている方は、事前に言いにきてくださいと講義が始まるまえに言ってたそうですが、旦那はたまたま聞いてなかったか、聞き取れてなかったんです。講義終了時に、もう一度確認のために先生が同じことを聞いて、旦那が手をあげて、住所が違う旨を伝えたら、上記の言葉を言われました。自分のせいじゃないのに、なんであんな事を100人もいる前で言われなくちゃいけないのか?と、専門時代は結構落ち込んで、日本嫌い!までなってしまい・・。

生徒は特に彼に対して差別的なことはしてませんが、やはり何か言葉にできない壁を感じていたらしく、仲良くしていたのはインド人と中国人の留学生。留学生グループと日本人同士ではっきりとグループは分かれていたそうです。興味もたれたとしても、「英語教えて!」とばかりで面倒だったとの事です笑。

 

当時のわたしは、はらわた煮えくりまくりの、直接その先生共に抗議をしにいこうと言いましたが旦那に止められ、何もできませんでした。本当に悔しくて悔しくてこの怒りをどこにぶつけたらいいか分からず。

外国人の方は経験したことあると思いますが、賃貸のアパートを借りるのに外国人というだけで借りれないアパートがあります。わたし達も、借りたいアパートがあったのですが、とにかく外国人はダメと言われ借りれない所がありました。いくら旦那が正社員で会社の証明をしてもダメ・・。次のところも、外国人はダメと言われましたが、会社の証明で何とかOK!ちょっとヒヤヒヤした経験があります。(このままどこも借りれなかったらどうしよう!と。)

 

そのころ、疑心暗鬼になってしまった旦那は、例えばレストランに行って何も聞かずに英語メニューを差し出されることに関してもイライラしてしまい、「日本語メニューをください!」と言って、いつも私に「こういう事するのは、本当に失礼だ。どうせ日本語分からないだろうとバカにしている」と文句。

最初は黙って聞いてましたが、このままでは良くないと「彼らは、あなたをバカにしているんじゃなくて、親切心でやっているよ。親切な人と一部のバカな人達の区別が分からなくなるのは危険だよ。」の単純な言葉ででハッと我に返って、それからは考えが落ち着いたらしく、英語メニューに関しても素直にありがとうと思えるようになったそうです。人間、嫌な体験をするとそれだけに集中してしまうけど、意外に単純な言葉で納得してしまうかもしれません。

このまま日本のことが嫌いになるのは悲しいなと思い、わたしも結構ソワソワしていた時期でしたが、その後転職したゲーム会社では、外国人というか人にあまり興味を持たないオタクな人達の集まりだったので笑、特別な浮いた話はなく、良い日本人友達もできて日本を離れることができました。

もちろん、暴力や例えば物を壊されたり投げられたりはないですが、それでも精神的にズーンと傷がつく経験だったし、日本人として何で??と疑問に思うことたくさんありました。

だから、どうとかの話ではなくただ自分たちの今のところ受けた嫌な経験を書きましたが、日本が大好き(東京)、またいつか住むのも考えるとのことです。

わたしも、まだまだこれからこのアメリカで色んな経験をすると思いますが、日本での経験を元に、なるべく疑心暗鬼にならずに落ち着いて対処できたらいいなと願います。