ゲームオタクの妻アメリカ移住記

ゲームプログラマー(米国人)とジャパニーズワイフのドタバタ引越しぶろぐ

【アメリカの葬式】フロリダ行ってきました。

こんにちは、めいぷるです!

タイトル通り、今日はお葬式に参加したことを書いていこうと思います。

 

事は、約2週間前。旦那のグランマの(ママサイドです。)体調が急変したと連絡があり、その数時間後に息を引き取りました。そこから、あれよあれよと飛行機チケットをとって、準備して通夜と葬式に参加するためにフロリダへと飛びました。

 

ママサイドのグランマは、約10年以上もアルツハイマー認知症を患わっていて、数か月前にナーシングホーム(老人ホーム)に入りました。それまでは、グランパが面倒をみていたんです。それがかなり酷い状態でして、グランパも歳だし足が悪いのにグランマを老人ホームに入れたくないと言って、ずっと彼が面倒をみていました。

それくらい、愛してたんです。絶対に側から離れたくないと。周りからしたら、見てられないから、早く解放させたかったのですが、自分が最後まで面倒みると聞きませんでした。

 

2人は、ニューヨーク生まれ育ちのイタリア系アメリカ人。今はお洒落な街として知られるブルックリン出身です。彼らの子供時代は、もっとイメージが違う感じで治安もそんなに良い地域ではなかったと思います。所謂、ゴッドファーザーのようにマフィアが普通に街を制してた時代。ご近所にマフィアが住んでいる・・なんてことあったそうです。笑

 

2人は、アメリカ人がよくやる、夏は自分の家で過ごして冬は暖かい場所に移動して過ごすということをリタイア後にやっていて、数年前にニューヨークの家は手放して、フロリダに移住をしたんです。だから今回のお葬式はフロリダで行われました。

 

グランパは、とてもイタリアンな人で愛情表現が凄い人。

わたしのことをとても可愛がってくれて、誕生日には必ず日本まで手紙を送ってきてくれたり、6番目の孫と言って近所の人に結婚式のときの写真を見せて周ったり。

だから、お葬式でも周りが私を既に知っているという状況に。「あなたのこと知っているわよ~いつも彼はビューティフルな孫が新しくできたと言ってるわ~」と。笑

そんな彼が愛する妻を失ったという出来事が、わたしには辛くて。

夫婦生活60年以上。長い結婚生活の終わりに、グランパがどんな気持ちでいるか、本当に言葉にできませんでした。

 

さて、アメリカの葬式ですが初参加でした。宗教によって全然違うので一概に言えませんが、思ったよりカジュアル。

服装も日本みたいに、こうじゃないといけない!っていう感じではなく、色も必ず黒というわけではありませんでした。

通夜の装飾も逆にカラフルで、グランマやグランパの写真を沢山飾って、思い出のビデオを作成して流す(何か結婚式みたいに)といった感じ。

あと、あまり厳かな雰囲気ではなく明るく故人の話をしたり、葬式が終われば皆で海に行ったりご飯食べに行ったりと半分バケーションという状況でした。

(亡くなった原因にもよると思います。)

 

グランマの若いときの写真・・すんごい美人でした。もう女優。

グランパが一目ぼれして、振られ続けて、アタックしまくった話も頷ける。

グランパもかなり肉食系で、

 

グランパ「俺と結婚してくれ!」

グランマ「嫌です。わたしはあなたと結婚しません」

グランパ「嫌とかどうとかじゃなくて、お前は俺と結婚する運命なんだぜ!!」

 

もう爆笑。いやいや、映画の話ですかという。

昔はそういうのが普通だったんですかね。

 

ようやくグランマと結婚できた時の話、ハネムーンに行ってドレスアップしてレストランに行くと、周りはグランマの美しさに振り向く様子、それがとても自慢だったというはなし・・。ずっと彼女との思い出をついこの間あったかように話すグランパに心が痛かったです。

 

最後の最後まで、グランパはグランマに恋をしてた二人の物語。アルツハイマーになっても、自分でどうにかしたいと思ったグランパの気持ちも理解できました。